BLHOの導電性物質の導電率挙動の改善と、
固体電解質として利用した全固体電池への応用を
目指して実験を行っています。
北九州市立大学 国際環境工学部 4年生の声 Mさん
現在の取り組み(研究・勉強面)について教えてください。
現在は、理化学研究所の小林固体化学研究室にて、研修生として研究をさせていただいています。
小林研で発見された315℃で0.01 S/cmという高い導電率を示すBLHOというヒドリドイオン導電体に、Mgを固溶させることで、高い導電率を示す温度範囲の拡張を目指して実験をしています。
奨学金の交付によって良かったことを教えてください。
初めは、生活費を補うために土日にバイトをしようと考えていたのですが、千代田財団の奨学金のおかげで研究に専念することができるということは、奨学金の交付で一番よかった点です。
将来の目標について教えてください。
この研究を通して、BLHOの導電率挙動の改善をし、固体電解質として利用した全固体電池への応用を目指して実験を行っています。また、修士や博士課程を通してより深く研究をして、幅広い知見を得て、自分の研究に応用していきたいと考えています。